わたしたち、古語父の里山ぐらし推進会は、
里山が本来持っている多面的な機能のチカラや価値を
どんなカタチで社会に活かせ、提供できるかを長く考えてきました。
その結果、「ユニバーサル・ファーミング」というコンセプトに辿りつきました。
今までの里山づくりや体験は、健常者を対象としたものがほとんどでした。
わたしたちは、里山のチカラや楽しさを高齢者や障害者、
そのご家族の方にも体験していただきたいと思っています。
わたしたちのテーマは「みんなの里山づくり みんなの里山体験」です。
みんなが体験できるハードやソフトを地域の方々と
そして地域の障害者の方々と一緒に整備してまいりたいと考えています。
高齢者や障害者の方が楽しめる里山は、
小さなお子さまやそのご家族の方にもきっと使いやすく、
訪ねやすい里山になると信じています。
里山の多様性を多様な方々ともに活かし、多様な方々に役立てていきたい。
これが、わたしたち『古語父の里山ぐらし推進会』の想いです。
息の長い里山づくり活動を続けるため、
地域の方々や障害者の方々、行政の方々と連携してまいります。
当面の目標は、オリンピック・パラリンピック東京大会が
開催される2020年までに「障害を超える里山づくり」
「言葉を超える里山づくり」を目指します。
また、団塊の世代が後期高齢者となる2025年までに
「高齢者も参加できて、楽しめる里山づくり」を目指します。
里山が持つ多面的機能と人間の知恵・技を活かして
「ユニバーサル・ファーミング」を実現してまいります。
都会に住む方々や外国人、障害者とそのご家族の方々の受け入れをはじめています。
わたしたちの住む里山・古語父の魅力を伝えるために、
受け入れや里山づくりへの参加・ご協力をお願いいたします。
障害者の新しい雇用の場づくり、そして障害者とそのご家族の方々が
一緒に里山を体験し楽しめる里山づくりをめざします。ぜひご参加ください。
地域住民の方々や障害者の方々と協働して「ユニバーサル・ファーミング」を実現してまいります。
また、沼田市の進める「森林文化都市」を取り入れた里山づくりをめざします。
茅葺屋根維持のための茅場づくりと茅栽培
地元の障害者の方たちとの古語父の里 環境整備
中学生の農家体験(教育旅行)
車イスの方による里山ユニバーサルデザイン調査
少し前までは「利根郡白沢村」と呼ばれていましたが、
今は「沼田市白沢町下古語父」と呼ばれています。
西側を利根川、南端を片品川が流れ、日本有数の河岸段丘を形成しています。
尾瀬国立公園や吹割の滝をはじめ、豊かな大自然が魅力です。